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第63話 命懸けの報酬1

Penulis: 月城葵
last update Tanggal publikasi: 2026-06-30 05:30:43

 俺は自宅の庭で頭のおかしい聖職者から、これまた有難くもないイカレた説教を聞かされ、うんざりしながら庭を後にした。

 森を抜ければ、外はすっかり夜明け前の景色だった。

 冷たい空気が肺にしみて、やけに生きてる実感がある。

 ……徹夜で死闘のあとに実感なんざ、いらねぇんだけどな。

 儀式の余波も気になるところだが――「守りは任せろ」とか言ってたんだから、任せてもバチは当たらないだろう。

 それでも、やっぱり気になってしまうのが俺の悪いところだ。

 そうぼやきつつ、馬を繋いである場所へと足を向けた。

「おっ! ちゃんと待ってるじゃねぇか」

 この馬は賢い。

 それはもう、ナックよりは賢いんじゃないかと思うくらいには賢い。

 たてがみを軽く撫でてから、その背に跨る。

「んじゃ、帰るか」

 朝日を横目に、ペテルを目指
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